インターンは“自分の相対化”ができる場所 〜第一回勝手にインターン大賞 in 九州 大賞受賞の裏側に迫る〜
SUKIMAが企画した第一回勝手にインターン大賞 in 九州にて見事大賞を勝ち取った株式会社リンクアンドモチベーション。なぜ九州の就活生にリンクアンドモチベーションのインターンが支持され、後輩に教えたいと思われているのか。その真意に迫りました。
今回は、SUKIMA代表の松口がリンクアンドモチベーショングループの新卒紹介会社であり、グループの新卒採用の役割も担っている株式会社リンク・アイ代表取締役社長である渡辺さんに取材を行いました!
まずは、勝手にインターン大賞企画での大賞おめでとうございます!
ありがとうございます!シンプルに嬉しいですね。
もちろん大賞をいただけたことに対する嬉しさもあるのですが、九州・福岡というマーケットでこういう賞をいただけたという事に対して格別な想いがあります。
九州拠点の立ち上げが2014年でした。その頃に新卒で採用したメンバーたちが各部署のエースとして活躍してくれて…。彼らが九州でのリンクアンドモチベーションのブランドを創ってくれて、その上に今の九州拠点があるんです。
ただ、決して順風満帆だったわけでもなく、トライアンドエラーを繰り返し、改めて学生としっかり向き合っていこうという気持ちで活動してきたここ2年くらいだったので、そんな想いも振り返るとなお嬉しさがこみ上げますね。
渡辺さんは株式会社リンク・アイの代表に就任して3年目とのことですが、これまでどのようなキャリアを描いてこられたんでしょうか?
2009年にリンクアンドモチベーションに新卒入社をして、社会人歴11年目になります。
1年目は見習いコンサルタントとして働き、2年目は社長室で現リンクアンドモチベーション代表取締役会長の小笹の直下で採用に携わるようになりました。そして3年目は、現在私が代表を務めるリンク・アイの前身でもある会社の立ち上げにアサインされました。
その頃から、キャリアアドバイザーとして学生の就活支援をしながら、並行してリンクアンドモチベーションの採用責任者として仕事をするという、2年ほどの忙しい日々を過ごしました。その後は取締役を1年経験し、2017年から代表になり今があるという流れです。
すごいキャリアですね…。ご自身が大学生の時はどんな学生生活を送っていて、なぜリンクアンドモチベーションに入社を決めたのですか?
大学生の時は体育会アメリカンフットボールの部活動に所属し、大学の授業よりも練習して筋トレして食べて寝る、みたいな日々でした(笑)
就職活動の時は、総合商社・不動産・メガバンクなどの大企業を業種を絞らずにみていたのですが、たまたま出会ったのが当時300名規模のリンクアンドモチベーションだったのです。
リンクアンドモチベーションは「アイカンパニー(自分株式会社)」という考え方を掲げているのですが、これからの激動の社会においては会社に頼るのではなく、自分に力を付けないと生き残れない時代が来るという考え方で、これを当時小笹が言っていたんです。
大学の同期たちが皆大きな会社に就職を決める一方で、自分に力を付けないと生き残れない時代が本当に来るという確信を抱き、そのためには成長中の企業に身を置くことが大事だと考えました。
最後は総合商社と迷ったのですが、「モチベーション」というテーマが自分自身のこれまでの人生を照らし合わせた時に、“懸けてもいい”とシンプルに思える会社だったことが理由としては大きかったです。もっと詳しく話そうと思うと、時間が足りなくなりそうです(笑)
予言していたかのように今の世の中は「個」の時代になっているとも言えますね。そんな渡辺さんが企画するインターンの内容を教えてください。
3種類のインターンを企画しています。夏にある「RiSE」、秋にある「JAMP」、そして冬にある「HEAT」です。
それぞれにテーマがあって、「RiSE」は自分を深く知ってもらうこと。「JAMP」は社会を広く知ること。「HEAT」は組織の課題を解決する方法を知ることです。「RiSE」は屋外でのチームビルディングワーク、「JAMP」は新規事業のインターン、「HEAT」はコンサルティングのケースワークです。自分を深く知り、社会にある様々な課題を知り、組織の課題を解決するコンサルティングの面白さを伝えていく、という流れを意識しています。
インターンを運用していく上でのこだわりを教えてください。
月並みですが、会社の採用のためだけではなく、インターンに関わる社員がどこよりも学生の成長にコミットするというスタンスを大事にしています。弊社では「採用活動はすべての業務の中での最優先活動」「採用活動にアサインされることは名誉なこと」と言われています。なので、インターンにアサインされた社員は非常に高い熱量で学生に関わっているところが特徴かなと思います。今回はその点を学生から評価いただいたのかなとも思います。
また、インターンの事前事後における学生とのコミュニケーションを大事にしていて、事前に面談をして目標設定し、事後には振り返りの内省の時間を設けることが、もしかすると珍しいのかもしれないですね。
いろんなインターンに参加することはやはり重要ですか?
重要ですし、早期に参加することをオススメします。就職活動では、自分の『現在地』を知ることがすべてのスタートではないでしょうか。今の世の中には、多くの情報が溢れているので「こういう人になりたい!」「こんな職業に憧れる!」といった『ゴール』はすぐに見つけることができますが、自分の『現在地』を知らない限り、その『ゴール』に向かっていく際の『課題』が正しく設定されなくなってしまいます。
『現在地』を知るには「相対化」が一番大事だと思っていて、インターンに参加するといろんな大学の同世代と接触することができるので、そういった仲間と交流する中で自分が「相対化」されていく。そういった経験は早めに多くしておくことをお勧めします。
あとは「コンフォートゾーン」って言葉を聞いたことはありますか?直訳通り居心地の良い場所って意味なんですが、インターンに参加することはそのゾーンを抜け出す事にも繋がると考えています。人間は誰しも居心地がいい場所に留まりがちです。気づいたら同じ場所で、同じ仲間と、同じことをやる。ただ、その中での自分の相対化はかなり偏ってしまいます。インターンというアウェイの場に行くことで、「コンフォートゾーン」から抜け出し、自分のことを改めて知る成功体験を積んでほしいですね。
インターンに行くことで様々なプラスが得れそうですね!最後に大学生の皆さんに一言お願いします!
ルーティン(Must)を決めてそれをやり続けましょう。Will-Can-Mustの考え方は大学生の皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、Willがないことに苦しんでいる学生が非常に多い印象があります。そういう人も毎日Mustをやり続ければ、Canが育まれ、そこから思い立つWillが芽生えることがあると考えています。
また、例え明確なWillがあったとしても、Canがない限りWillは実現できないということも理解しておいて欲しいです。どうしたらいいかというと「オンリーワン性」を磨くこと。では、このオンリーワン性はどこで磨かれるのかというとMustをやり続けることではないかと考えています。
ルーティン(Must)を継続することで、オンリーワン性(Can)を育み、ビジョン(Will)をアップデートしていく。ルーティンから始まるキャリア創りを楽しんでもらいたいです!
SUKIMAでは引き続き、九州でのキャリア支援をさまざまな視点から行っていきたいと考えております。就活に悩んでいる就活生の皆様や、企業の方は採用の相談などいつでもご連絡お待ちしておりますのでぜひお問い合わせください。
メールアドレス:sukima.fukuoka@gmail.com
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